夢Dreamとは〜禅タロットより〜

2010/9/14 00:00  コメント(0)  閲覧回数:96   ブックマークするこのログをブックマークする  不適切な投稿として通報する  全体に公開


 これは禅タロットでいう

 「夢」dreamというカード。


 しかし、この「Dream」という甘い言葉で済まされないのがこの人生「気づきのカード」である、禅タロットなのだ。素晴らしいほどに。



 ワシは常々、「人間とは所詮、一人で生まれてきて、一人でこの世を去っていくもんだな」と考えていた。そんな深みに迫るカードなのだ。


 若い人にはまだ分からんかも知れんけども、これが少しづつ理解できれば自分の人生観が変わるに違いないと思うよ。



 今日は、このカードの解説をほぼそのまま、このカードの創始者であり、世界中に影響をもたらしたOSHOの解釈とともにお届けしよう。





 「これは多くの時代を経て、何度も何度も言われてきたことだ。宗教的な人びとはみな、こう言っている——「私たちはこの世に独りでやって来て、独りで去っていく」。いっしょにいるということは、すべて幻想だ。

 いっしょにいるという考えそのものが、私たちは独りであり、その孤独が痛みを伴うからこそ生じる。私たちは自分たちの孤独を関係のなかでまぎらわせたいのだ……。

 
 私たちがこれほど愛に熱中するようになるのはそのためだ。要点を見ようとしてごらん。普通、あなたがたは、自分がある女性あるいは男性と恋に落ちたのは、その彼女あるいは彼が素晴らしいからだと思う。


 
 それは真実ではない。真実はまさに逆だ。あなたは独りでいることができないから、恋に落ちたのだ。あなたは落ちようとしていた。いずれにしろ、自分を避けようとしていた。そして、なかには女性や男性とは恋に落ちない人たちもいる。



 ——そうなると、彼らは金(かね)と恋に落ちる。金へと、あるいは権力(パワー)闘争(トリップ)へと入り込み、政治家になる。それもまた自分の孤独を避けることだ。もし人をよく見たら、自分を深く見守ったら、あなたは驚くだろう——。あなたのあらゆる行動をたったひとつの根源へと還元することができる。


 その根源とは、あなたは孤独を怖れているということだ。ほかはすべて言い訳にすぎない。ほんとうの原因は、自分はひじょうに孤独だということにあなたは気づいているということだ。」



 権力を持つ人も、仕事の結果だけを誇張する人も、みんなそうだった。
 しかし、信じるべき相手を得ると言うことは人生の宝でなくて、なんであろうか。
 このタロットは、それを否定するものでもなく、また違う次元で相手に話しかけている。




 「しかし、残酷な言い方をすれば、それは子どもじみた夢です。そして、現実を目の前にしてすら、私たちが頑固なまでにそれにしがみつくというのは、驚くべきことです。


 あなたの今の伴侶であれ、夢に描いた未来のパートナーであれ、あなたの幸せをいとも簡単に運んでこなければならない義務など誰にもありません


 ——たとえその人たちがそうしたいと思っても、それはできないのです。ほんとうの愛は、自分たちの困窮した状態を他に頼って解決しようとすることから来るのではなく、私たち自身の内なる豊かさと成熟を育むことからやって来ます。そうなったら、私たちには与えるだけの多くの愛があり、ごく自然に恋人たちを引きつけます。」



 我われは得るための人生でなく、
 与えるための人生であるために、目の前の相手を存在させたのか。


 Giver's gain.
 与えたものが 得るものの法則である。
 


                          Osho Take it Easy, Volume 2 Chapter 1








 
 
もう当分の間行きたくないと思っていたスリランカに、また縁あって半年振りに行くことになった。
( 人生に喜びと感動を。ジュエリーショップ・ミムラ プレゼント・ギフトのアクセサリーもミムラへ)