きょう9月2日は、わが社の創業記念日であります。
大正2年。
1913年9月2日。
創業者・三村彦一氏がわが社の礎(いしづえ)となって当時の、福山市医者町(現在の昭和町あたり)に時計職人として旗を上げた。
曲がったことが嫌いで、人にはとくに優しく目をかけた、そして職人らしい気質も備なえた人だったようだ。
「慈悲寛大」
「自己反省」
は、よく口癖のように言ってたようで、今でも創業者の直筆の字が、わが社の応接室に堂々と掲げられているのだ。
そして、同じく創業者・三村彦一がよく口に出していたポリシーを、今やわが社の経営理念として掲げている。
「三方善し」
お客様善し、お取引様善し、そして私ども善し。
この三辺のバランスがどこかでも崩れてしまっては、会社は存続ができない。
お客様善しについては、どこの会社でも言うが易し、行うは難しで四苦八苦している。
でも、もうひとつワシが大切に意識を社員一体となってしなければならな、と思っていることに「お取引様善し」があると思う。
ワシなんかは、取引先会社の社長さんがたと直接お会いしたり、交渉したりすることが多いからぞんざいな口を利くわけにはいかないけども、ワシなんかにびびっている(らしい)社員さんに対してはどうだろうか。
お客様から怒られたり、自分の言ったことがちゃんとできていないと腹を立てて、取引先会社の担当者に電話口で横柄な口を利いている社員は、もういないだろうか。
いい商品を提供いただいてこそお客様に認めていただけるはずなのに、取引してやってるという気持ちの社員は、まだいるだろうか。
不誠実は取引先担当者は、何人もいるだろう。
自分の給料のためだけに仕事をしている担当者は、何人もいるだろう。
そのような人に会ったときこそ、あなたの人間としての真価が問われているような気がしてならない。
創業98周年を迎えるにあたって、
また諸先輩方の歴史があったこそミムラはあるということを知らねばならない。
ミムラ社員の諸先輩方の振る舞いが、ミムラを認めてくださっているお客様の積み上げとなっているのだ。
次の100年のためには、同じようにワシらの「仕事観」が後輩に受け継がれていくモノサシと既になっていることをみんな気づかねばいかん。数十年後にミムラはだらしないと言われたら、それは今のわしらの仕事がだらしない、ということに他ならん。
看板をピカピカに磨き上げて、後輩達にバトンタッチしなければ情けない。
そんな気概でミムラの社員は、今日もお客様とお取引に接してもらいたいな。
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